テックエッジWBO2シリーズに採用されている、ボッシュLSUセンサーに関するTIPSです。 |
1.LSUセンサーの使用温度
2.LSUセンサーの寿命について
3.LSUセンサーの取り付けについて
4.LSUセンサーの較正について
5.LSUセンサーの内部写真
6.LSUセンサー故障例
7.LSUセンサーの取扱いについて
8.ガソリン以外の燃料への対応
9.測定空燃比値の注意
| 1.LSUセンサーの使用温度 1−1.LSUセンサーの運転温度
1−2.TIPS:センサーの使用温度 ボッシュのガイドに基づき、WBO2シリーズは センサーヒーター温度が約850℃を超えた場合に センサーヒーターをOFFするように設計されています。 (センサーヒーターOFF>オレンジLED消灯) センサーヒーターOFFの状態では、センサー温度がコントロールできません。 したがって、その間のセンサーの測定制度は保証されません。 以上の理由により、テックエッジ/ギア・ガレージでは、 センサーを安定して使用するために常用最高排気温度は750℃と指定しています。 排気温度(センサー温度)が750℃をこえても、すぐにセンサーが故障するわけではありません。 最高温度が800℃付近で安定するのが理想です。 センサー温度が850℃、センサーハウジング部の温度が500℃を超える場合には センサー取り付けボスを長くすることで解決できます。 参照>センサー取り付けについて 2.LSUセンサーの寿命について LSU4.2センサーの設計寿命は160000KMとなっています データシート上のテストデータでは2000時間までのデータが出ていますので 時速80KMで2000時間走行と考えればよいと思います。 2−1.センサーの寿命に影響をあたえる事項 1.コントローラーなしでの運転 ヒーターを排気管に取り付けたまま、コントローラーへ電源を投入しない状態での エンジン運転は厳禁です。センサーの汚染を引き起こします。 2.オイル消費量 エンジンのオイル消費量が多い場合、センサー汚染が急激に進みます。 データシートの要求値は0.7L/1000KM以下です。 *正常な4サイクルエンジンでもオイルを消費しています。 3.使用する燃料の種類と添加物 鉛分、シリコン、エチレン、グリコールなどが燃料または排気ガスに含まれる場合 センサーの汚染が起こり寿命が短くなります。 ガソリン添加剤や粗悪なガソリンが汚染の原因となる可能性があります。 4.過度にリッチな混合気 センサー使用において、過度にリッチな混合気状態を保つような場合は メーカー設計より寿命が短くなります。 5.エンジン始動前のセンサー起動 センサーヒーターは非常にすばやく加熱されます。 エンジン始動前にセンサーを加熱した場合、エンジン始動後に排気管内部の水滴が センサーのセラミックス体に触れて、破損を起こす恐れがあります。 センサーコントローラーへはエンジン始動とほぼ同時に起動する必要があります。 6. ガソリンや溶剤、パーツクリーナーでの洗浄 いかなる場合でも、ガソリンや石油系溶剤、パーツクリーナー、アルコールなどで センサーを洗浄しないでください。 センサーの汚染を引き起こします。 2−2.TIPS:センサーを保護するテクニック 上記を踏まえたうえで、センサーのライフタイムを保つためにいくつかのテクニックがあります。 1.適切な燃料セッティングをする。 センサーを車両に常時装着しておく場合は、軽負荷時の燃料を適切に調節して アクセルOFFカットが使える場合は、燃料カットを行い積極的にセンサーをクリーニングします。 2.エンジン停止後の排気管内の残留ガスをチェックする。 エンジン停止後の排気管内部の残留燃料(空燃比)をチェックしましょう。 エンジンは始動しないで、空燃比計のみを起動してください。 停止後に排気管内残留燃料分が多い場合は、センサーの汚染を引き起こす原因となります。 エンジン停止前に積極的に排気管へ空気のみを送るエンジン停止方法を考えましょう。 結果は、空燃比計でチェック出来ます。 エンジン停止後の空燃比がLEAN表示になるのが理想です。 3.空運転でセンサーをクリーニングする。 通常、センサーのセラミック体に付着したカーボンはセンサーを運転することで クリーニングされています。 通常よりリッチな混合気で運転した後は、エンジン停止後、 またはセンサーを排気管から取り外してからWBO2を起動して センサーを20分ほど大気で運転することで セラミック体のクリーニング効果が期待できます。 *運転中のセンサーは高温です。やけどや火災に注意して下さい。 4.センサーのカーボン(煤)が気になったら。 センサー先端のカーボンが気になる場合は、乾いたウェスでふき取ります。 低圧力の乾燥したエアをエアガンで内側の穴から静かに吹き込み カバー内部のカーボンを飛ばします。 その後、前項を参考にしてセンサーの空運転を行った後 大気較正を行ってください。 3.センサーの取り付けについて 3−1.センサーの設置場所(距離=温度) センサーの設置場所は排気温度の条件(750℃)をクリアして 出来るだけヘッドに近い場所に設置してください。 真剣にレスポンスを重視する場合は、排気温度計などを利用して 排気ガスの温度分布状況を調べてください。 市販の自動車用アクセサリータイプの排気温度計の中には 精度が悪いものもありますので注意が必要です。 使用前にろうそくの炎などで温度表示を確認しておきましょう。 3−1−1 TIPS:センサー設置に適した場所とは 実例ですが、排気管集合部直後にセンサーを設置した場合で 集合形状により排気流が非常に乱れている場合には センサーが安定した測定を行えないケースがあります。 レスポンスや測定精度が高いほど排気の乱れに敏感になります。 出来れば、排気がスムーズに流れている部分(ストレート部分)に センサーを設置するのが理想的です。 また、センサーは排気流に対して、直交させて取り付けください。 センサーの排ガス通気口を排気流に対向させることは厳禁です。 3−2.設置の具体的な距離について ユーザーガイドでは、排気温度の測定が出来ない方のために安全な距離(ヘッドからの)を ご案内しておりますが、これはあくまでも目安となります。 排気量、給排気システム、チューニング内容により排気温度は大きく変わってきます。 すべてメーカー純正のシステムでも、設置位置は純正のO2センサーより同じか 後方になるべきであることに注意して下さい。 レスポンスを重視する方は、排気温度をチェックしてから設置をしてください。 3−3.センサーの取り付け角度について エンジン停止後にセンサー内部に水滴が付着、溜まることを防ぐために センサーは水平より起こして取り付ける必要があります。 排気管断面に対して、水平を0度とした場合、センサーケーブル側が上を向く状態で 10度以上センサーを起こして取り付けてください。 目安としてアナログ時計で10時から2時の範囲にあればOKです。 レイアウト上、やむをえない場合でも、センサーケーブル側が下向きになる 取り付けは厳禁です。 3−4.センサー外側ケース部分について センサーの排気管より外側の部分にはエアコンのドレン水などが、かからないようにしてください。 また、周りに十分なスペースを取り外気により冷却されるようにしてください。 4.LSUセンサーの較正について LSUセンサーの動作点検を兼ねて、定期的に大気較正を行うことをお勧めします。 4-1.センサーの較正間隔について 以下作成中。 |
LSU7057センサー
従来の7057センサーはセラミック感覚部を |
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LSU7200センサー
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その他の注意点
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